仕事ができる人は本を端から端まで読んでるわけではない

私には手元にあるけど全然読んでない本が山程あります。それらを見るたびにいつか全部読みたいけど果たしていつ読めるんだろうと途方に暮れていました。

この半年くらい私は新しい知識の習得の連続で、本やネットの参考資料を読むことが多かったです。最初は何から始めたら良いかわからず、先輩に聞いたりして、この本を読むとわかりやすくていいよという助言をもらって漸く読むところまでたどり着いてました。

そこで私は本を手にするや否や、この本を全部読むのにどれだけかかるだろうああ大変だなんて考えていました。OpenCLの本だったんですが、全部読まなければ必要な知識は身につかず、中途半端に終わってしまうと思ったからです。

ところが先輩にそのことを話してみると、「全部読むんじゃなくて必要なところだけ掻い摘んで読めばいい」と言われました。さらに「本はたくさん持っているけどいつも全部読むんじゃなくて必要なところだけを読んでいるから、全部読んでいる本は少ない」と続きます。

いままで私は全部読まなければ本来身につくべき知識が欠けてしまうという危機感に加え、お金が勿体無いという思いから、買った本はすべて端から端まで読もうとしていました。

でも、よく考えてみれば教科書だって、端から端まで全部使う教科は高専以降特に専門科目では殆ど無かったです。

実際、今回「特定の章を読めばだいたい基本を抑えられる、その先は応用編で話が具体的になりすぎてるから必要になるまでは読まなくていい」と言われ、本を見てみましたが本当にそのとおりの構成になっていて、そのように読んでみて基本はちゃんと理解することができました。

全部読む必要はなくて、必要なところだけを読めば良い。その方が効率が良くて、できる人はそうやっているということを学びました。

ちょっと衝撃的でしたが、同時に自分は読んできた本の冊数も少ないし、本を読む(というか参照目的で使う)のが本当に下手っぴだったんだなと思いました。

もちろん全てに当てはまるわけではありませんが、参照するために「本を使う」場合はこうした方が良いということを知れました。

また、必要なところを探すテクニックとして、いきなり読むんじゃなくて、最初に目次だけ見て、自分の目的に当てはまりそうなところだけをピンポイントで見つけて、そこをちょっと覗いて本当に参考になりそうか確認してから読むという方法も教えてもらいました。

いままでは無理して自分の知見を広げるためにと、手持ちの本を全部読破しようと試みていました。しかし、結局そんなことしても頭に残らないので、必要になったときのために備えて本を置いておくならもったいなくないと自分の中で新たに納得させると同時に、必要になったら読むように、もしくは、自分に必要そうだったら読むようにと方針を変えることにしました。

参照目的での本の上手な読み方、学校では全く教えてくれませんが、せめて研究者となる大学院生にはぜひそういった習慣を身につけるための講義を必修にしてほしいなとか思いました。