さかなのこを観た
微妙な時間にまたしても横になってしまったので寝れず、眠くなるまでさかなのこを見ることにした。
ひろゆきの話を聞いて(若干ネタバレ喰らったけど)興味を持ったので。
映画比較的初めの方でチラつくなぁとは思ってたけど、この映画は最近では珍しくフイルム撮影っぽい。
時代を反映して昭和感を出してる?
と思って最後まで見てから最初のシーンに戻ったら、やっぱりフイルムじゃなかった。でも船の時点でフイルムっぽいので、そこで切り替えて回想を演出って感じでもないっぽいか…*1。
でもフイルムでも全然画面に白や黒の斑点が出なくて、一貫して現像が綺麗になってる。技術の進歩を感じる。
でも海の中は流石にフイルムではなかったね。
建物とかも結構昔の感じを出そうとしてるんだけど、歯医者のところで一瞬都営バスのポップなノンステップ車が写ってて現実に引き戻されてしまったので、ちょっとあのシーンは失敗かも。
ユージュアル・サスペクツの4発飛行機みたいな。映画あるある?
ギョギョおじさんは創作らしいけど、本人がしっかり制作に絡んでますよっていうのはハッキリわかった。
ヤンキーに絡まれてるところとか、完全にヤバいやつなんだけど、のんさんはハマり役だなと。
最初のシーンに海に潜る(というか落ちる)ところを見て、のんさん起用したのはあまちゃんも意識してるのかな?とか、もしくは海に潜った経験のある人ってところもあったのかな?と思ったり思わなかったり。
喋り方がぎこちないというか、抑揚をつけてないあたりが、高校生男子を意識している感じある。
不良が手にコンパス刺して出したり、なかなか節々に狂気が散りばめられている。
ひろゆきも言ってた通り、たまに、え?って思うシーンが。
床屋のクルクル回すシーンとか、あのおっさんお店の人じゃないんかい!っていうねw
傾れ込んできた2人と相まって、男女関係のしょうもなさを訴えてる感。
と思ったら後のシーンで2人で店に入って行った。
結局夫婦なのか何なのか?
まあ今度は帰ったら迎えてくれる人がいるってことで、さかなクンを取り巻いてる状況と同期している画なんだろう。
そして、変なところでタイトル回収w
色々と濃い映画。
作品を通して、のんさんがさかなクンっぽいと言われているのに納得がいった。
あと、のんさん自身もあまちゃんの頃とあんまり変わってなくて、どの角度から見てもかわいいし、綺麗だなぁと。
演技派で作品として映えるだけに、事務所が事実上名前を奪った件は悔やまれるけど、今はテレビの時代ではないし、のんさん自身もYouTubeやってるので、わざわざ既存の芸能界みたいなところに拘ってる必要はなさそうかな。映画はともかくとして、テレビドラマの視聴率は今やだいぶ酷いことになってるので。
ところで、ドランクドラゴンの鈴木がどこかで出てるんじゃないかと思ったけど、出てないように思えたのでググったら、先生役だった。
バッチリ写ってんじゃねぇか、と思わずセルフツッコミしてしまった。
*1:調べたら全編16mmフィルム撮影ってでてきた。35mmじゃないんだね。